陳情・請願について:高円寺の陳情は超スピード審査
陳情・請願について(杉並区の実情)
前述のように、高円寺の陳情は超スピード審査でした。
ではほかの陳情はどうなっているのか、
請願・陳情に関する審査状況一覧が開示されました。
これによると
現区議会が受理し、付託先委員会を決定した陳情・請願は110件ありました。(2015年3月~2018年9月26日現在)
しかし、110件のうち採択された陳情はわずか10件(趣旨採択、みなし採択も含む)だけです。
受理されたままで、一切審査されていない陳情は55件もあります。
50%の請願・陳情は受理され、付託先委員会も決定したが、議員が一切、審査をしな いという状況です。
請願・陳情の流れを説明しますと、
請願・陳情を提出すると、受理され、区議会本会議で付託先委員会を決定します。
付託された
請願・陳情の扱いは各委員会で、いろいろです。
超スピードで審査された陳情があるのに対して、
3年4カ月以上、審査されずに放置されている陳情(いわゆる塩漬け状態)があります。
超スピードで審査された陳情(付託委員会が決まってから1週間以内に審査して決定)にはどのようなものがあるのでしょうか?
・28陳情10号〈「久我山東原公園への保育施設建設計画」の見直しに関する陳情〉
2016年6月2日保健福祉委員会に付託
僅か4日後の6月6日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
・28陳情11号〈〈「久我山東原公園への保育施設建設計画」の見直しに関する陳情〉
2016年6月2日保健福祉委員会に付託
僅か4日後の6月6日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
(注、10号、11号は同じ陳情だが陳情提出者が異なる)
・28陳情14号〈低所得者にインフルエンザ等の予防接種を低額に区の補助により全員接種を可能にする事を求める事に関する陳情〉
2016年9月9日保健福祉委員会に付託
1週間後の9月16日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
・30陳情20号〈高円寺小中一貫校特別支援学級中学生教室の中学生フロアへの設置を求める事に関する陳情〉
2018年9月14日文教委員会に付託
1週間後の9月21日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
次に
3年4カ月以上、審査されずに放置されている陳情(いわゆる塩漬け状態)はこのようなものがあります。
以下の5件はすべて、2015年6月2日に総務財政委員会に付託されましたが、一切審査されていません。
・27陳情15号〈児童館廃止反対に関する陳情〉
・27陳情16号〈阿佐ヶ谷地域区民センターおよび産業商工会館の杉並第一小学校への移転・複合化計画の撤回を求める事に関する陳情〉
・27陳情17号〈杉並区立施設再編整備計画の白紙撤回に関する陳情〉
・27陳情18号〈「区立施設再編整備計画・使用料等の見直し」を白紙撤回し住民参加で再検討することを求める陳情〉
・27陳情19号〈現政権の集団的自衛権と自衛隊の海外派兵に関する安全保障体制に反対する意見書の提出に関する陳情〉
区民の切実な思いは区議会に通じないのか!
請願・陳情を出すために、区民は話し合いをし、事実を調べるなど多くの時間を使って陳情書を作成しています。
区民には切実な思いがあって、請願や陳情を出しているのです。
審査をする日程の決定はどのようにして決めているのか、区議会に聞かなければわかりません。
区民の切実な思いを込めた請願や陳情は、超スピードで審査し、不採択の決定がされたり、
または逆に、長期にわたって審査しないまま(いわゆる塩漬け状態)で、区民の声を聴かない状態になっています。
すぎなみオンブズを中心に区議会議員の政務活動費についての陳情は14件あります。
政務活動費の使途基準の見直しを求めて提出した14件の陳情の扱いは、
1件は不採択、2件は継続審査、他は審査していません。
不採択は〈27陳情8号、平成23年度政務調査費から支出された「明治大学大学院ガバナンス研究科学費及び諸経費947,500円」について返還を求める事に関する陳情〉です。http://atsuginami.blog.fc2.com/blog-entry-78.html
(注、田中ゆうたろう議員が明治大学大学院の学費947,500円を政務調査費=税金で払った。しかし20日余りで退学していたので、返還を求めた陳情です。2015年9月28日の議会運営委員会の審査では不採択、理由は願意に沿いがたいためということでした。)
前述のように、高円寺の陳情は超スピード審査でした。
ではほかの陳情はどうなっているのか、
請願・陳情に関する審査状況一覧が開示されました。
これによると
現区議会が受理し、付託先委員会を決定した陳情・請願は110件ありました。(2015年3月~2018年9月26日現在)
しかし、110件のうち採択された陳情はわずか10件(趣旨採択、みなし採択も含む)だけです。
受理されたままで、一切審査されていない陳情は55件もあります。
50%の請願・陳情は受理され、付託先委員会も決定したが、議員が一切、審査をしな いという状況です。
請願・陳情の流れを説明しますと、
請願・陳情を提出すると、受理され、区議会本会議で付託先委員会を決定します。
付託された
請願・陳情の扱いは各委員会で、いろいろです。
超スピードで審査された陳情があるのに対して、
3年4カ月以上、審査されずに放置されている陳情(いわゆる塩漬け状態)があります。
超スピードで審査された陳情(付託委員会が決まってから1週間以内に審査して決定)にはどのようなものがあるのでしょうか?
・28陳情10号〈「久我山東原公園への保育施設建設計画」の見直しに関する陳情〉
2016年6月2日保健福祉委員会に付託
僅か4日後の6月6日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
・28陳情11号〈〈「久我山東原公園への保育施設建設計画」の見直しに関する陳情〉
2016年6月2日保健福祉委員会に付託
僅か4日後の6月6日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
(注、10号、11号は同じ陳情だが陳情提出者が異なる)
・28陳情14号〈低所得者にインフルエンザ等の予防接種を低額に区の補助により全員接種を可能にする事を求める事に関する陳情〉
2016年9月9日保健福祉委員会に付託
1週間後の9月16日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
・30陳情20号〈高円寺小中一貫校特別支援学級中学生教室の中学生フロアへの設置を求める事に関する陳情〉
2018年9月14日文教委員会に付託
1週間後の9月21日審査、審査結果 不採択(願意に沿いがたいため)
次に
3年4カ月以上、審査されずに放置されている陳情(いわゆる塩漬け状態)はこのようなものがあります。
以下の5件はすべて、2015年6月2日に総務財政委員会に付託されましたが、一切審査されていません。
・27陳情15号〈児童館廃止反対に関する陳情〉
・27陳情16号〈阿佐ヶ谷地域区民センターおよび産業商工会館の杉並第一小学校への移転・複合化計画の撤回を求める事に関する陳情〉
・27陳情17号〈杉並区立施設再編整備計画の白紙撤回に関する陳情〉
・27陳情18号〈「区立施設再編整備計画・使用料等の見直し」を白紙撤回し住民参加で再検討することを求める陳情〉
・27陳情19号〈現政権の集団的自衛権と自衛隊の海外派兵に関する安全保障体制に反対する意見書の提出に関する陳情〉
区民の切実な思いは区議会に通じないのか!
請願・陳情を出すために、区民は話し合いをし、事実を調べるなど多くの時間を使って陳情書を作成しています。
区民には切実な思いがあって、請願や陳情を出しているのです。
審査をする日程の決定はどのようにして決めているのか、区議会に聞かなければわかりません。
区民の切実な思いを込めた請願や陳情は、超スピードで審査し、不採択の決定がされたり、
または逆に、長期にわたって審査しないまま(いわゆる塩漬け状態)で、区民の声を聴かない状態になっています。
すぎなみオンブズを中心に区議会議員の政務活動費についての陳情は14件あります。
政務活動費の使途基準の見直しを求めて提出した14件の陳情の扱いは、
1件は不採択、2件は継続審査、他は審査していません。
不採択は〈27陳情8号、平成23年度政務調査費から支出された「明治大学大学院ガバナンス研究科学費及び諸経費947,500円」について返還を求める事に関する陳情〉です。http://atsuginami.blog.fc2.com/blog-entry-78.html
(注、田中ゆうたろう議員が明治大学大学院の学費947,500円を政務調査費=税金で払った。しかし20日余りで退学していたので、返還を求めた陳情です。2015年9月28日の議会運営委員会の審査では不採択、理由は願意に沿いがたいためということでした。)
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