「政務活動費返還請求事件」の裁判の経過報告 その2

「政務活動費返還請求事件」の裁判の経過報告
その2 大和田伸議員の場合

  2014(平成26)年度は、6月に区長選挙・区議補欠選挙、12月に衆議院議員選挙と3つの選挙があり、さらに2015年4月には議員自身の杉並区議会議員選挙が直前に控えておりました。そのため選挙を意識したと思われる支出が多くあり、
議員が発行する区政報告類の経費や、区政報告会の費用の全額を政務活動費で支出した議員が多数いるのがわかりました。
そこですぎなみオンブズは、これらを50%以上按分して、それを超えた部分を返せとの主張・立証を行っています。

『「政務活動費」は選挙活動・政党活動・後援会活動・交際費・飲食等に使ってはならない。』
「杉並区議会の会派及び議員に対する政務活動費の取扱いに関する規程」の第2条にこのように明記されています。しかし、現状では、監査委員は「いかなる政務活動費を支出するかについては、基本的に会派及び議員の自律的判断に委ねるべきもの」として、議員の支出をそのまま認める態度を示しています。税金の使い方として、これではいけないと思い、すぎなみオンブズは裁判を起こしたのです。

では、「大和田伸議員の支出」をみてみましょう。
◎2014(平成26)年5月17日の区政報告会の経費約57万9千円
セシオン杉並で行った区政報告会です。後援会である政治団体「大和田伸君を育てる会」の三上英子元都議があいさつし、石原のぶてる環境大臣(当時)・小宮杏里都議会議員も駆けつけて挨拶を行っています。参加した人々に政活費でペットボトルのお茶を240本も購入し、配りました。この区政報告会にかかった経費は区政レポート作成費・郵送料・会場費・お茶代等で579,764円です。

この集会の様子は「杉並新報」(2014年5月31日)に「大和田伸区議が支持者らに区政報告会、石原大臣・小宮都議応援に」という見出しで、支持者ら230人余りが出席と掲載されています。

大和田議員の発言は「大和田区議は来年は統一地方選挙とあって『都と国と常に連携してしっかりと皆さんのお役に立って参りたい』と決意のほどを示した」と記事にあり、政治的活動であることは明らかです。

さらに
◎2014年12月~翌年1月にかけての区議会報告用6400枚のはがき代と印刷代等
約41万円を使っています。
詳細は、12月18日にはがきを6,000枚購入。
12月28日にはがきを150枚、200枚、50枚と3回に分け400枚購入。
はがきの文面は「皆様には健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます」のあいさつ文から始まり、さらに「河野庄次郎前区議会議員の後継者」「まもなく今春、一期目の任期も終えようとしています」「大和田伸、三十四歳。本年も決意を胸に区政に臨みます。」とあり、
大和田議員が次期選挙に立候補する決意が明確に読み取れる内容です。
6400枚のはがき代、印刷代にかかった費用は410,179円でした。

上記の経費の全額を大和田議員は政務活動費から支出しました。
その後、区議選では、大和田議員は自民党東京都支部連合会(石原伸晃代表)から公認料をもらい、立候補し、6917票でトップ当選しました。

次回裁判期日は9月29日1時30分、522号法廷です。
みなさまの傍聴をよろしくお願いいたします。

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