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「政務活動費返還請求事件」の裁判の経過報告 その3

「政務活動費返還請求事件」の裁判の経過報告
その3 脇坂たつや議員の場合


今回は脇坂たつや議員の政務活動費の使い方です。
脇坂議員が「杉並区政レポート惑星」にかけた経費は約146万円です。

念のため   
「杉並区議会の会派及び議員に対する政務活動費の交付に関する条例」をみてみましょう。
第9条に、「政務活動費は、会派及び議員が行う調査研究、研修、広聴、広報、要請、陳情、各種会議への参加等区政の課題及び区民の意思を把握し、区政に反映させる活動その他の区民福祉の増進を図るために必要な活動(以下「政務活動」という。)に要する経費に対して交付する。」と規定しています。

2014(平成26)年度は、6月に区長選挙・区議補欠選挙、12月に衆議院議員選挙と3つの選挙があり、さらに2015年4月には議員自身の杉並区議会議員選挙が直前に控えているという年でした。
そのためか選挙を意識したと思われる支出が多くあり、議員が発行する区政報告等に多額の政活費が使われているのがわかりました。
現職の議員が支援者に訴える区政報告等の発行にかかる費用の全額を政活費で払ったことに対して、すぎなみオンブズは住民監査請求を出しました。ところが杉並区監査委員は棄却し、議員の支出をそのまま認めました。

では
脇坂たつや議員の区政報告関係の経費の総額は約146万円を検証してみましょう。
2014年度には政務活動費を使って「杉並区政レポート惑星“vol10”と”vol11”」と「号外」を出しています。

まず、「杉並区政レポート 惑星“vol10”」の経費にはいくらかかったかというと、何と約70万円もかかっているのです。
この区政レポートの記事は「施設再編整備計画や予算等」という区政に関係した内容もあります。しかし紙面に脇坂議員の写真が4枚、脇坂プロフィール等があり、全面が区政の調査というわけではありません。
「号外」は脇坂議員が4月26日、杉並区立天沼小学校の土曜授業の外部講師として授業を行ったことを報じる読売新聞の記事をそのまま印刷したものです。脇坂議員は「私が所属する地域団体の一員として杉並区立天沼小学校で授業を行った模様が新聞に掲載されました。子供たちと直に触れ合えたことが何よりもうれしいですね!」とコメントを書いています。

約70万円の経費の詳細を以下に書きます。
 6月2日には291,600円、 区政レポート印刷代(26,250部)、加えて7月11日 に合計413,529円出しています。
この内訳は
103,129円 (長3封筒、惑星(号外)印刷費、封筒封緘等の費用です。この長3封筒には脇坂議員のイラストが印刷されています)。
167,368円 (DM3,023枚の発送費、切手代、111枚の再発送費)
143,132円 (ポスティング代(22,800枚分)


もう一つの「杉並区政レポート 惑星“vol11”」の経費は約76万円かかりました。
この区政レポートの記事は平成25年度の決算の説明や「『働く』を応援する杉並へ!」「乳幼児の予防接種に助成を!」「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて機運を高めていきましょう!」等の項目に自身の意見を書いています。紙面に脇坂議員の写真が4枚、脇坂プロフィール等があり、支援者に対する政治的アピールの趣旨を多分に含んでいます。
これに関連して12月24日に294,624円、区政レポート(11号)印刷代27,500部
2月4日に468,983円も支払いがあります。
内訳をみてみましょう。
106,953円 (長3封筒代、封入封緘、ラベル費)
219,211円 (DM3,943枚の発送費、182枚の再発送費)
142,819円 (ポスティング代22,800枚)とこんな感じです。

杉並区民約50万人のうち、区政レポート惑星10号は3023名・11号は3943名に郵送しました。脇坂議員がどのような方に郵送したのかは公表されていません。
自民党が発行している「自由民主」(2014年7月22日)によれば、自由民主党東京都支部連合会は7月8日に脇坂議員を区議候補者として公認しました。
そして脇坂議員は区議選で5,926票を獲得し、当選者48人中、2位で当選しました。

議員活動は多岐にわたりますから、議員たちは平成20年の「政務調査費検討会」で政務活動費支出の基本的な考え方として、按分の原則を決めています。
それにもかかわらず、多くの議員は区政報告等にかかる費用の全額を政活費で払っているのが現状です。

次回裁判期日は東京地裁 9月29日1時30分、522号法廷です。
みなさま方の傍聴をよろしくお願いいたします。

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