「政務活動費返還請求事件」の裁判の経過報告 その9 木梨もりよし議員

「政務活動費返還請求事件」の裁判の経過報告
その9 木梨もりよし議員


2014(平成26)年度、「区政報告〈平成26年春季号〉」のポスティング代831,174円を政務活動費から支出しました。

木梨議員は2013(平成25)年度の残すところ1週間もない年度末の2014(平成26)年3月26日に「区政報告〈平成26年春季号〉」の印刷代に1,260,000円を政活費から支出しました。印刷した区政報告は280,000部です。そして3月28日に152,800部を新聞折込に入れて、673,848円を政活費で払いました。
印刷代1,260,000円とポスティング代673,848円を合わせると1,933,848円になり、2013年度に区から交付された政務活動費192万円よりオーバーしています。残金はもちろん木梨議員が負担するのですが、政務活動費の全額以上を1枚の区政報告代に使ってしまったのです。

残った区政報告は次年度にポスティングしたようです。
2014(平成26)年4月30日の領収書には、「区政レポートポスティング代@6.5円×118,401枚 831,174円」とあります。

1枚の区政報告に2,765,022円もの政活費を使ったことになります。
詳しく言うと、木梨議員はたった1枚の区政報告に、2013年度・2014年度の2年分の政務活動費を使って、印刷代1,260,000円+新聞折込673,848円+ポスティング代831,174円=2,765,022円を支出しました。
しかし、単純に計算すると配ってない区政報告が約8,800枚あります。
印刷した280,000部-新聞折込152,800部-ポスティング118,401=8,799枚
税金で作った区政報告です。残部をどうしたのでしょうか、木梨議員の説明が必要です。

その木梨議員の区政報告には、冒頭に目立つ文字で以下のキャッチコピーが掲載されています。
「自由と平和と助け合い
共に生きる世の中を
杉並から広げていこう
この世に生を受けた かけがえのない
一人一人のいのちの輝きを」

上記のキャッチコピーは2015(平成27)年4月26日に行われた区議選の「杉並区議会議員選挙選挙公報」にも目立つ文字で掲載されています。
木梨議員はその時の区議選で3,731票を獲得し議員に当選しました。

では今度は、木梨議員の「区政報告〈平成28年春季号〉」について見てみましょう。
2015(平成27)年度は、年度末の2016(平成28)3月30日に区政報告印刷代300,000部の費用1,823,786円を政活費で払いました。
2015年度は印刷代だけに約180万円の政活費を使い、翌年度の2016(平成28)年6月3日には281,665部のポスティング代として1,825,189円を政活費で払いました。
「区政報告〈平成28年春季号〉」には1,823,786円+1,825,189円=3,648,975円の政活費が使われています。

以上みてきたように、「区政報告〈平成26年春季号〉」「区政報告〈平成28年春季号〉」のように2年に1回、区政報告を作成し年度をまたがり、多額の政務活動費を使っているのがわかります。

すぎなみオンブズとしてこのような偏った支出や、両年度にまたがる支出の問題点を住民監査請求で問題にしました。ところが杉並区の上原和義・三浦邦仁監査委員は「本件支出が違法又は不当であるということはできない」と判断し、この支出を認めてしまいました。(「杉並区職員措置請求監査結果(平成27年度政務活動費に関する住民監査請求P43)
たった1枚の区政報告に2年分の多額の政務活動費を使っても、杉並区の監査では問題なしと判断されています。



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