請願・陳情について(その3)

請願・陳情について(その3)

請願・陳情の審査率は23区の中で極端に低い杉並区。
 
 杉並区はわずか36%の審査率ですが、20区では90%以上になっています。この数字をみても、杉並区の異常な状態がわかります。
 継続審査中になっている陳情について、11月8日、12月17日に書きましたので今回は(その3)とします。

ブログの読者から、請願・陳情に関しての意見や情報が寄せられました。
以下、寄せられた意見や情報を参考にして、杉並区議会の陳情審査の実態と問題点について書きます。


杉並区は極端に少ない陳情等の審査率 僅か36%

2015年5月22日に受理された「27陳情第13号」(「請願・陳情」審査率の根本的な改善を求める陳情)によれば、2011年~14年の11月末までの陳情の審査率は杉並区の場合,
36%と突出して低い状態です。都内23区のうち100%が13区、90%以上が7区、荒川区が86%、練馬区が31%という状況です。
一番多く請願・陳情を受理した江東区は、受理数314件に対し、審査率は97%、大田区は受理数310件に対し、審査率は100%です。杉並区は受理数129件に対し、審査率は36%です。江東や大田区に比べ、約3分の1の受理数にもかかわらず、低審査率であることは、杉並区が住民の意見を尊重しない姿勢の表れです。この陳情は趣旨採択となりましたが、2年経っても全然改善されていません。


請願・陳情の提出→各委員会に付託→杉並区は意見陳述をほとんどさせない
意見を述べても議事録には載せない。

区議会に請願・陳情を提出すると、各委員会に付託されます。委員会で陳情等を審査す る際、提出者の意見陳述ができるかどうかは、委員長の裁量が大きく働きます。オンブズ はたくさんの陳情を出しましたが、意見を述べることができたのはたった2回でした。さ らに区民が意見を述べている間は委員会は休憩扱いになり、一切議事録には記録しないようにしています。


委員会によって審査終了の実績が異なるのは問題  
区議会のHPで調べると、議会運営委員会は 2015(平成 27)年10月から一度も陳情の審査を行っていません。しかし、保健福祉委員会の陳情審査は 2016年度では 10件( 9件不採択、1件取下げ承認)ありました。議会運営委員会以外の委員会の合計では 審査が2015年 9件、2016年 15件、2017年 7件、合計31件の審査が行われ、その内「採択」が 7 件あります。


陳情が 2年間以上も未審査のままなのは異常

 議会運営委員会は 2年以上も全く陳情の審査を行っていませんが、これは重大な問題で す。予想される最も悪いケースでは 陳情の審査が ずるずると先送りになり、議員の改選、議会の解散(次回は2019年 4月)により、陳情が「廃案」になる可能性があります。廃案になった陳情は 審査の対象ではなくなるので、悪く解釈すれば 審査の先送りは それを予定してのことであると考えられえます。
そうであれば、陳情は提出したから審査されるものとは考えず、審査の状況により、付 託委員会の委員長に早期の審査と採択を要求して 直接面談・協議を要請するなどの行動を起こす必要があります。


議会が解散されれば、廃案の通知が来るだけ

 議会事務局から事務的に「審査未了のところ議会の解散により廃案になりました」 と の通知が来るだけです。誰もその責任を取りません。残念ながら それが現在の実態です。
廃案になったら、再度提出しないと住民の声は届かないのです。
 廃案になった陳情は再提出すれば新しい陳情として新議会で受理されます。しかし、陳 情を再度作成し区議会に提出する手間と時間の負担は区民側が負わねばなりません。実に不条理な話です。  (続く)  !
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